



5月に月桃の根を掘り、
染め。
講習が終わったばかりなのに、無謀にも初めて扱う糸で織り始めた。
糸を上下させるたびに切れ、一日数センチしか織れなかった。
グランマになるという事で、今のアタシが出来る事をしてあげたい!
この世に生まれた時、アタシがつくったもので最初に包んであげたい!
と思った。
が、「アンタの想いなんか込めずに、アンタが楽しく織りなさい!!」と一喝され、おこがましさに気づき、気負いがなくなった。
そう! アタシは誰かのために染織りを始めたんじゃない。
アタシがしたかったんだ。
それから、無心で織った。
織り上がった布を持って行ったら、涙を浮かべて喜んでくれた。
彼女にはとにかく教えられ、可愛がられ、育てられてるなぁ。
染織りを始めたときからの目標。
身につけるものをつくる。
小さいながらも第一号が完成した。
たっくさんの応援に支えられ
アタシ! 頑張ったよぉ〜。