曇り空の午前中、自転車

でゆ〜っくり走ってたら、なにやら良い香りがしたので、キョロキョロ探索。
ほっほ〜 かぐわしき香りはここからでしたかぁ。
キンモクセイほど甘さが無く、ん〜ん表現出来ない


ヒラミレモンは沖縄の方言で「シークァーサー」とよばれるミカンの仲間。
黄橙色の果実は 25g 程度で小さく、酸味が強いため、食酢のように果汁を利用。
この植物の方言名のシーは酸の意味で、昔、芭蕉布の洗濯のとき、布をさらすのにこの植物の未熟果を使用したことに由来。
ヒラミレモンは奄美大島以南から台湾にかけての山麓に自生。
高温で湿潤な気候を好み、このような気候では生育は非常に旺盛。
花は 3-4 月に咲き、果実は秋から冬にかけて実る。
現在栽培されているヒラミレモンは、野生の植物が突然変異したものを選抜した園芸品種。
花だけじゃ判らなかったけど、実を見つけ、お宅の方に聞いて確認。
去年のナンバンサイカチのように、午後になると香りが弱まるらしい。

ミカン属( Citrus )で日本に古来より自生していたとはっきり言えるものは、現在のところタチバナ( C. tachibana )と、このヒラミレモンの 2 種だけなんだってさ〜。
果汁の瓶詰めを購入してたので、「今夜はシークァーサーで酢の物だぁ〜」と自転車をこぎはじめましたとさ。